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石焼ビビンバとは?
一般にビビンバといえば、金属や陶器等の器に御飯を入れて上にナムル類を乗せたものを指す。手軽なメニューとして食堂や家庭で一般的であり「ポトン(普通の)ビビンバ」等とも呼ばれる。乗せる具でもさまざまなバリエーションが生まれている。ユッケを乗せた「ユッケビビンバ」、鱆や貝等を乗せた海鮮系の「へムル(海物)ビビンバ」のほか、ヘルシー志向を反映してか、生野菜を多く乗せた野菜ビビンバ等に人気が有る。具材は多くないが、野菜を乗せた上に辛口の味噌汁をかけるテンジャンビビンバなども有る。日式料理店で出す「フェドッパブ」は、御飯に白身魚等の刺身(フェ)と野菜を乗せた「刺身丼」様のものだが、食べる前にチョコチュジャン(酢入りコチュジャン)をかけてよくかき混ぜるという点ではビビンバの範疇に入るものだろう。
近年の飲食店では、御飯と具を別々の器に入れて出すスタイルが流行しているほか、サラダバーのように店の一角に具を並べて客が好きなものをとれるようにしているところも見られる。
土地の名物となっているビビンバもある。古くから米産地で食材豊富な「食の都」と言われる全羅北道の「全州ビビンバ」が特に有名であり、国の無形文化財にもなっている。これは野辺での食事が由来とされ、平壌の冷麺、開城の湯飯(タンパン)とともに朝鮮半島三大料理に数えられている。そのほか、ユッケが具の中心となり、ソンジククと一緒に食べる慶尚南道の晋州の晋州ビビンバ、海産物を中心とする統営市の統営ビビンバ等が有る。自治体が「ご当地ビビンバ」の開発とそのアピールを推進しているところもある
焼肉 布団 ビビンバ
ビビンバが文献で最初に言及されるのは1800年代末期の書物「是議全書」で、「プビムパブ」と表記されていた。然し料理自体はその前からあったとされる。起源については韓国内でも意見が分かれており、
李氏朝鮮時代の宮廷料理から始まったという説
高麗時代にモンゴル(後の元)が攻めてきた時に王が避難先で食べたと言う説
庶民料理から始まったという説
李氏朝鮮時代の奴婢たちの食べ方から始まったという説 等が有る。
4つめの説は、朝鮮王朝時代の両班の家では儒教の序列にしたがって最初に男が食事をし、その残り物を家族が食べて、最後の残り物を奴婢が食べるのが習慣となっていたが、奴婢がご飯を食べる頃には最初に皿に大量に盛られていたおかずは少量しか残ってないため、その残ったおかずを味付けに関係なく寄せ集め、混ぜて食べたものがビビンバの起源であるとするもの(出典は不明)。3つ目についても農繁期に食べた、或は祭祀の供物を下げてその場で食べた等の説があり、全体的には何らかの事情でおかずを盛る為の沢山の器を使用できなかったことがきっかけだとする説が多い。但し、いずれの説も確実な根拠は得られていない。
現代では、韓国の代表的な料理のひとつとなって家庭・飲食店等で広く食べられている。大韓航空は国際線の機内食にこのビビンバを取り入れており、1998年には国際トラベルケータリング協会(International Travel Catering Association)が主催するマーキュリー賞(Mercury Award)の最高賞を受賞した。
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